「よし、明日から大事な出張。スーツは絶対にシワなく持っていきたい…!」

そう思ってスーツケースとにらめっこ。でも、どうやって入れればいいのか、正直よくわからないですよね。

クリーニング屋さんでもらうビニールのまま突っ込んで、結局変な折り目がついてしまった。そんな苦い経験、誰にだってあるはず。

でも大丈夫。ちょっとしたコツさえ掴めば、スーツをスーツケースに入れるのは、驚くほど簡単になります。ここで紹介する方法をマスターすれば、ホテルに着いてすぐ、気持ちよくビシッと決まる自分でいられますよ。

もう二度と失敗しない!スーツをスーツケースに入れる正しい方法

まずは基本にして最強の畳み方、「裏返し肩入れ法」からいきましょう。手順は驚くほどシンプル。やってみせますね。

  1. スーツのジャケットを裏返す
    ここが一番大事なポイント。まず、右肩の部分をぐっと裏返します。すると、袖と肩が一体化した、なんとも不思議な形になるんです。
  2. 左肩を右肩の中にしまい込む
    次に、裏返っていない左肩を、先ほど作った右肩のポケットの中に入れ込みます。肩パッド同士がぴったり重なって、お互いを守る形を作ってあげてください。
  3. パンツでクッションを作る
    スラックスは、センターの折り目(クリース)を守るのが命。縦に半分に折ったら、あとはスーツケースの幅に合わせて三つ折りか四つ折りに。この時、パンツの前面が外側にくるように折るのが、プリーツを守るコツです。
  4. 二つを合体させる
    折りたたんだパンツを、先ほどのジャケットで包むようにしてケースにイン。これで、パンツが緩衝材の役割を果たしてくれるので、内側からのシワを防げるんです。

この方法なら、表面に大きな折り目がつかないから、到着後すぐに着ても「なんだか変」という事態を回避できますよ。

スーツケース内の「定位置」が運命を分ける

畳み方が完璧でも、ケースに入れる場所を間違えると意味がありません。スーツケースには、スーツのための「特等席」があるんです。

それは、蓋側のフラットなスペース。キャリーバー(持ち手)が飛び出ている底面側はデコボコしているので、そこにスーツを置くと、自重で変な跡がついてしまう原因に。

パッキングの順番はこれが正解です。

  • まず、キャリーバー側の底面に、本や靴などの一番重い荷物を詰めます。
  • その上に、カッターシャツや下着など、少々シワになっても大丈夫な軽い衣類を重ねて、平らな土台を作ります。
  • そして最後に、一番大切なスーツを一番上の蓋側へ。風呂敷包みを置くようなイメージです。
  • 仕上げに、薄いストールやTシャツをかぶせておけば、メッシュポケットの跡がつくのも防げます。

この「重い荷物が下、スーツが一番上」の法則を守れば、移動中の振動や圧迫からスーツを守れます。

これは楽!一瞬でシワから解放される“裏ワザ”アイテムたち

「毎回畳むのもな…」「もっと確実にシワを防ぎたい」というあなたには、頼れるアイテムを使うという手があります。一度使うと、手放せなくなる便利さです。

  • ガーメントバッグ スーツケースで出張が変わる
    ハンガーに吊るしたままスーツを折り畳んで収納できる、まさに歩くクローゼット。これなら折りジワの心配はほぼゼロ。コンパクトに畳めるのに、スーツケースに固定できるタイプがおすすめです。たとえば、洋服の青山が手掛ける「テーラーバッグ」のような軽量モデルなら、機内持ち込みにも便利。サムソナイトやace ガーメントバッグなど、大手ブランドからも、内装に複数ポケットが付いた多機能なものがたくさん出ています。
  • トラベルスーツという最終兵器
    着る頻度が高いなら、いっそ生地から対策してしまうのも賢い選択。最近の「防シワ」「イージーケア」を謳うトラベルスーツは、着心地も機能も見た目も、普通のスーツとまったく変わりません。ウールにポリエステルを混紡した、シワになりにくく回復力に優れた素材を選んでみてください。
  • 手軽なシワ伸ばしハック
    「それでもシワが…!」という最終手段。それは、浴室の蒸気です。到着したらハンガーに吊るして浴室にかけ、熱めのシャワーを5分ほど流して蒸気を満たしてください。30分もすれば、細かなシワは魔法のように消えています。

スーツをスーツケースに入れるときの「やってはいけない」3つの掟

最後に、うっかりやりがちな失敗例を。これだけは、絶対に避けてください。

  1. クリーニングのビニール袋のまましまう
    あれは静電気でホコリを寄せ付けるし、通気性が悪く湿気を閉じ込めて、変な折りジワの原因になります。袋は必ず外して、不織布のカバーなどにかけ替えましょう。
  2. スーツケースの底に入れる
    さっきの場所の話と重なりますが、底は他の荷物の重みが集中する魔のエリア。型崩れの最大の原因です。
  3. 隙間を埋めずにスカスカのまま運ぶ
    移動中に中身が踊って、摩擦シワを生み出します。靴下やタオルなどで隙間をしっかり埋めて、一切動かないように固定することが肝心です。

どうでしょう? 思っていたよりずっとシンプルじゃありませんか?

これらのテクニックは、どれも今夜からすぐに試せるものばかり。少し意識するだけで、出張や旅行のストレスは驚くほど減りますし、何より、大事な場面で自信を持ってスーツを着こなせます。

さあ、次の準備ではぜひ、「スーツケースの特等席」をスーツのために空けてあげてくださいね。

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