長期の旅行や出張、家族でのお出かけに「キャリーケース70リットル」を検討している方も多いのではないでしょうか。一般的なスーツケースよりもひと回り大きく、1週間前後のまとまった荷物を収納できるのが特徴です。
とはいえ、いざ購入しようとすると、素材やキャスター、重量、そして航空会社の規定など、気になるポイントはたくさんあります。この記事では、70リットルのキャリーケースを選ぶときに知っておきたいポイントと、実際に候補となるおすすめモデルを紹介します。自分に合った大容量スーツケースを見つけるための判断材料として、最後まで読んでみてください。
まずはキャリーケース70リットルの基本を確認しよう
70リットルは、大型スーツケースに分類される容量です。一般的に4〜7泊分の荷物が収まる目安とされていて、海外旅行や帰省、冬のスキー旅行など、どうしても荷物が多くなるシーンで活躍します。
一方で、「大きすぎて持ち運びが大変ではないか」「飛行機に預けられるサイズなのか」といった不安もあるでしょう。ここでは、70リットルキャリーケースを選ぶ前に押さえておきたい基本を整理します。
受託手荷物として預けるのが基本
70リットルのキャリーケースは、ほとんどの場合、機内持ち込みはできません。航空会社の受託手荷物(預け入れ荷物)として扱うことになります。
国際線の場合、多くのフルサービスキャリアで無料で預けられる受託手荷物のサイズは、3辺合計158cm以内とされています。70リットルのスーツケースの多くはこの基準に収まるように設計されていますが、注意したいのはハンドルやキャスターを含めた外寸で測るという点です。メーカーが公表しているサイズが本体のみの寸法だったり、拡張機能を使うとサイズが変わったりする場合もあります。実際に購入する際は、航空会社の規定を確認しながら、外寸が基準を超えていないかをチェックしましょう。
また、重量制限も重要です。エコノミークラスでは、1個あたり20〜23kgが一般的な目安です。70リットルに荷物を詰め込むと、この重量を超えやすいため、スーツケース自体の軽さも選ぶポイントになります。重量制限を超えると超過料金が発生する場合があるので、事前に利用予定の航空会社の公式サイトで最新の規定を必ず確認してください。
70リットルクラスならではの選び方のポイント
大容量モデルだからこそ、購入前にチェックしたいポイントがいくつかあります。
素材:ハードケースが主流で、ポリカーボネートやABS樹脂などが使われます。ポリカーボネートは衝撃に強く、ABS樹脂は比較的軽量でコスパに優れます。
キャスター:長距離の移動が多いので、なめらかに動くダブルキャスター(4輪)がおすすめです。静音性や、電車内などでストッパー機能があると便利です。
TSAロック:アメリカなどへ渡航する場合、TSA(アメリカ運輸保安庁)の検査員が専用キーで開けられるロックが搭載されていると安心です。
拡張機能(エキスパンダブル機能):チャックを開けて容量をさらに増やせる機能です。お土産が増えたときなどに便利ですが、拡張するとサイズが大きくなるため、航空会社の規定を超えないよう注意が必要です。
これらのポイントを踏まえたうえで、実際におすすめのモデルを見ていきましょう。
長期旅行におすすめのキャリーケース70リットルモデル
ここでは、実際に販売されている70リットル前後のキャリーケースから、目的や予算に応じて選びやすいモデルを厳選して紹介します。それぞれの特徴や向いている人を比較しながら、自分に合った一台を見つけてください。
1. Excitech スーツケース Lサイズ
現役のCA(客室乗務員)が監修したという、機能性が評価されているモデルです。軽量で扱いやすく、大容量でありながら拡張機能も備えているのが特徴です。
特徴:ポリカーボネートとABS樹脂を使用したハードケース。スタイリッシュなデザインと、スムーズな走行を実現する静音キャスターが搭載されています。さらに、電車内などでケースが勝手に動くのを防ぐストッパー機能も付いています。
メリット:拡張機能を使えば、最大で約97リットルまで容量をアップできます。お土産が増えても安心です。また、TSAロックも標準装備されており、海外旅行にも対応しやすい仕様です。
デメリット:口コミでは、キャスターの動きに重さを感じるという声や、キャリーバーの安定性を気にする意見も一部で見られます。使用感には個人差があるため、実物を確認できる場合は、実際に触れてみるとよいでしょう。
向いている人:長期の海外旅行や、買い物をたくさん楽しみたい方。電車や空港内での移動が多い方には、ストッパー機能が特に役立ちます。
向いていない人:とにかく軽さを最優先したい方。重量は約4.8kgと軽量な部類ですが、さらに軽いモデルを求める場合は別の選択肢も検討しましょう。
購入前の注意点:拡張すると外寸が大きくなるため、航空会社の受託手荷物規定を必ず確認してください。
2. American Tourister キュリオ スピナー68 EXP ブックオープニング
American Tourister キュリオ スピナー68 EXP ブックオープニング
世界的なスーツケースブランド、サムソナイトの姉妹ブランドであるAmerican Tourister(アメリカンツーリスター)から販売されているモデルです。確かなブランド力と、使いやすさが魅力です。
特徴:ポリプロピレン素材を使用したハードケース。凹凸のある路面でも走行性が高いとされる「衝撃吸収キャスター」を採用しています。内装にはクロスストラップと仕切りが付いており、荷物の整理がしやすくなっています。
メリット:ブランドの信頼性が高く、アフターサービスも期待できます。エキスパンダブル機能も搭載されており、状況に応じて容量を調整できます。
デメリット:高機能な分、価格帯はエントリーモデルよりやや上がる傾向があります。予算とのバランスを考える必要があるでしょう。
向いている人:ブランド力や品質の安心感を重視する方。様々な路面状況で使用する予定がある方にも向いています。
向いていない人:とにかくコストパフォーマンスを最優先する方には、やや価格が高く感じるかもしれません。
購入前の注意点:モデル名に「68」とありますが、容量は70リットル前後と見られています。正確な容量は公式情報や販売ページでご確認ください。
3. GRIFFIN LAND PC7000 Lサイズ
楽天市場などのECサイトで人気の高い、コストパフォーマンスモデルです。軽量で扱いやすく、初めての大型スーツケースとしても検討しやすい一台です。
特徴:ポリカーボネート製のハードケースで、表面は傷がつきにくいマット加工が施されています。コーナーガードも付いているため、耐久性にも配慮されています。
メリット:1万円台というリーズナブルな価格帯でありながら、Lサイズで約86リットルという大容量を確保しています。3辺合計も155cmと、多くの航空会社の受託手荷物サイズに収まりやすいです。
デメリット:価格が安い分、高価格帯のモデルと比較すると耐久性や長期間の使用に耐えうるかは未知数です。保証期間が1年と短めなので、頻繁に使う方は注意が必要です。
向いている人:使用頻度が年に1〜2回程度の方。初めての大型スーツケースとして、コストを抑えたい方におすすめです。
向いていない人:頻繁に旅行に出かけられる方や、何年も長く使い続けたい方には、もう少し予算をかけたモデルも検討したほうがよいでしょう。
購入前の注意点:価格は変動しやすいため、購入時に最新の価格を確認してください。また、口コミ評価は高いものの、自分の使い方に合うかをよく考えて選びましょう。
もっと大容量が必要な方への代替候補
70リットルよりもさらに大きなスーツケースを検討されている方もいるかもしれません。ここでは、参考までに、より大容量のモデルを紹介します。
PROTEX FPV-10(参考情報)
プロテックスは、プロ仕様の堅牢なケースを製造するブランドです。FPV-10は100リットルを超える大容量モデルで、特に耐久性と収納力を重視する方に向いています。
特徴:頑丈なハードケースで、縦型デザインが特徴。長尺物も収納しやすく、プロのカメラマンやアスリートの機材輸送などにも使われることがあります。
メリット:非常に頑丈で、過酷な環境下でも荷物をしっかり守ります。
デメリット:価格が高額(約10万円前後)で、重量もそれなりにあると想定されます。
向いている人:何よりも耐久性と保護性能を重視する方。機材など壊れやすいものを運ぶ必要がある方。
向いていない人:予算を抑えたい方や、軽量なスーツケースを求める方。
注意点:容量が70リットルを大きく超えるため、航空会社の規定や自身の持ち運び能力とよく照らし合わせて検討する必要があります。
キャリーケース70リットルに関するよくある質問
Q. 70リットルのキャリーケースは機内持ち込みできますか?
A. できません。 70リットルは大型スーツケースに分類され、機内持ち込みサイズ(通常は40リットル前後が目安)を大幅に超えます。必ず受託手荷物(預け入れ荷物)としてお預けください。
Q. 何泊分の荷物が入りますか?
A. 目安としては4〜7泊分です。 ただし、冬物の衣類や厚手のコート、スノーボードなどのスポーツ用品が含まれる場合は、この目安より少なくなることもあります。逆に、夏場の薄着の旅行であれば、もう少し長い期間も可能です。
Q. 重量制限はどのくらい気をつければよいですか?
A. エコノミークラスでは20〜23kgが一般的な目安です。 70リットルに衣類を詰め込むと、この重量に達するか超えることも珍しくありません。スーツケース自体の重量をなるべく軽くすること、また、航空会社によっては重量制限が異なるため、事前に確認する習慣をつけましょう。
自分にぴったりの70リットルキャリーケースを選ぼう
70リットルのキャリーケースは、長期旅行や家族旅行、お土産をたくさん買う予定がある方にとって、とても心強い相棒になります。一方で、サイズや重量、航空会社の規定など、購入前に確認すべきポイントも多いアイテムです。
今回紹介した選び方のポイントとおすすめモデルを参考に、自分の旅行スタイルや予算に合った一台を見つけてください。どのモデルを選ぶにしても、必ずご自身が利用する航空会社の受託手荷物規定を公式サイトで最終確認することをおすすめします。素敵な旅の準備を楽しんでください。


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