飛行機に乗るとき、キャリーケースを預けるのにいくらかかるのか、事前に知っておきたいですよね。
この記事では、国内線の大手航空会社とLCC(格安航空会社)の受託手荷物(預け荷物)の料金やルールを比較しながら、2026年6月時点の最新情報をもとにわかりやすく解説します。
これから航空券を予約する人も、すでに予約済みの人も、想定外の出費を防ぐために、ぜひ最後まで読んでみてください。
まずは基本を確認。受託手荷物と機内持ち込みの違い
飛行機に持ち込む荷物には、大きく分けて2つの種類があります。
- 受託手荷物(預け荷物):チェックインカウンターで預ける荷物のこと。キャリーケースなどの大きめのスーツケースが該当します。
- 機内持ち込み手荷物:自分で機内に持ち込める荷物のこと。座席上の荷物棚や前の座席の下に収めるサイズのバッグなどが対象です。
この記事で扱うのは、受託手荷物の料金がテーマです。
航空会社によって、この受託手荷物が「無料」の場合と「有料」の場合があります。基本的には、大手航空会社(フルサービスキャリア)は無料、LCC(格安航空会社)は有料というイメージを持っておくとよいでしょう。
大手航空会社(FSC)の受託手荷物ルール
まずは、国内線の大手航空会社や準大手と呼ばれる航空会社のルールから見ていきましょう。これらの航空会社は、一般的な運賃に受託手荷物の無料枠が含まれているのが特徴です。
無料で預けられる重量と個数
代表的な航空会社では、以下のようなルールが設定されています。
- ANA(全日本空輸):エコノミークラスの場合、1個あたり23kgまで、2個まで無料で預けられます。
- JAL(日本航空):ANAと同様に、エコノミークラスで1個23kgまで、2個までが無料です。
- スカイマーク、スターフライヤー、AIRDO、ソラシドエア:これらの準大手航空会社も、受託手荷物20kgまでを無料としている場合がほとんどです。
大手航空会社を利用する場合、通常の旅行であればスーツケース1つは追加料金なしで預けられると考えて問題ありません。
重量オーバーしたら追加料金が発生
ただし、無料で預けられる重量を超えてしまうと、追加料金がかかります。
例えば、ANAでは、23kgを超え32kgまでの荷物は、1個あたり1,100円の超過料金が発生します。
また、JALも同様の超過料金を設定しています。
重量だけでなく、サイズにも注意が必要です。多くの航空会社で、受託手荷物の3辺合計サイズが158cm以内という制限があります。これを超える特大の荷物は、別途相談が必要になる場合があります。
LCC(格安航空会社)の受託手荷物ルール
LCCを利用する場合、受託手荷物の扱いは大手とは大きく異なります。基本運賃が安い代わりに、手荷物預けはほぼ有料と考えてください。
Peach Aviation(ピーチ)
Peach Aviationの最安運賃である「Simple」には、受託手荷物が含まれていません。
そのため、スーツケースを預ける場合は、別途料金を支払う必要があります。料金はWebで事前に購入するか、空港のカウンターで申し込むかで異なります。
また、機内持ち込みは合計7kgまでという厳しい制限があるので、預けるかどうかの判断が重要です。
Jetstar Japan(ジェットスター・ジャパン)
Jetstar Japanも、受託手荷物は完全に有料です。
特に注意したいのが、購入タイミングによる価格差です。
- 空港カウンターで購入する場合:15kgまでで4,600円
- 搭乗ゲートで購入する場合:15kgまでで5,500円
このように、空港で後から購入するほど高くなります。しかも、もし重量を超えてしまった場合は、1kgあたり1,000円の追加料金がかかります。
つまり、事前にWebで購入しておくのが、確実にお得でスムーズです。
Spring Airlines Japan(スプリング・ジャパン)
Spring Airlines Japanも同様に、最安運賃には受託手荷物が含まれていません。
こちらも、事前のWeb購入がおすすめです。機内持ち込みの制限も合計7kgまでと定められています。
知っておきたい。LCCの機内持ち込み制限「7kgルール」
国内線のLCCを利用する際に絶対に覚えておきたいのが、機内持ち込み手荷物の重量制限です。
多くのLCCでは、機内に持ち込める荷物の合計重量が7kgまでと定められています。
これらのLCCは全て、機内持ち込みは合計7kgまでです。
キャリーケース自体の重さが3〜4kgあることも珍しくありません。そうなると、中に入れられる荷物は3〜4kg程度しかありません。重量オーバーで搭乗ゲートで引っかかると、その場で高額な追加料金を請求されるケースもあるので、注意が必要です。
国際線を利用する場合の注意点(米系航空会社の例)
ここまでは国内線を中心に解説してきましたが、国際線を利用する場合、特に米系航空会社のルールには注意が必要です。
2026年に入って、いくつかの航空会社が手荷物ルールを変更しています。
United Airlines(ユナイテッド航空)
United Airlinesでは、2026年4月3日以降に購入された航空券から、米国国内線の「ベーシックエコノミー」運賃において、受託手荷物が有料になりました。
料金は以下の通りです。
- 事前オンライン購入:$45
- 空港ロビー:$50
- 搭乗ゲート:$75
ただし、国際線(例:太平洋横断路線)では、条件によっては受託手荷物が無料になる場合もあります。購入する航空券の運賃種別を必ず確認しましょう。
American Airlines(アメリカン航空)
American Airlinesも、2026年2月18日以降の航空券から、米国国内線の受託手荷物の料金体系を改定しています。
- 1個目:$40(オンライン購入の場合は$35)
- 2個目:$50(オンライン購入の場合は$45)
こちらも、購入タイミングや航空券の発券日によって料金が変わるので、事前のチェックが欠かせません。
LCCと大手、結局どっちがお得?
「LCCと大手航空会社、どちらを選べばお得なのか」は、よくある疑問です。
答えはシンプルで、「荷物の量」と「予約のタイミング」で変わります。
- 荷物が少なく、身軽に移動したい人:LCCの方がトータルコストを抑えられます。
- 大きなスーツケースを持っていく人:受託手荷物が無料の大手航空会社の方が結果的に安くなる場合があります。
特に、LCCの場合は受託手荷物を事前にWebで購入するかどうかで料金が大きく変わります。もしLCCを利用する予定で、荷物を預ける可能性が少しでもあるなら、航空券と同時に手荷物オプションを購入するのが最もお得です。
よくある質問とトラブル回避策
Q. 受託手荷物のサイズ制限はどのくらいですか?
多くの航空会社で、3辺合計158cm以内が一般的です。これを超えると、特大荷物として追加料金が発生したり、受け付けてもらえなかったりする場合があります。
Q. 事前にWebで購入するのと、空港で買うのとどれくらい違うの?
LCCの場合、Web事前購入と空港当日購入では、2倍近く価格が違うこともあります。Jetstarの例では、空港カウンターで4,600円かかるところを、Webで購入すればもっと安く済むことが多いです。
Q. 受託手荷物の重量が少しオーバーしてしまいました。どうすればいいですか?
空港で重量オーバーが発覚すると、高額な超過料金を支払うことになります。以下の対策をおすすめします。
- 事前に自宅で重量を測る:旅行用の荷物用スケールがあると便利です。
- 重量オーバーしそうなものは機内持ち込みに回す:ただし、機内持ち込みも制限があるので注意。
- どうしても無理な場合は、事前にWebで超過重量分を購入する(対応している航空会社の場合)。
Q. 受託手荷物が遅延したり紛失したりしたらどうなるの?
航空会社によって補償ルールが異なります。もしもの時のために、貴重品や必要最低限のものは機内持ち込みにするのが安心です。
飛行機にキャリーケースを預ける前に確認すべき3つのポイント
最後に、この記事のまとめとして、飛行機にキャリーケースを預ける前に必ず確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
1. 自分の航空会社は「無料」か「有料」か
まずは利用する航空会社の公式サイトで、受託手荷物のルールを確認しましょう。大手なのかLCCなのかで、基本が大きく異なります。
2. 重量とサイズをあらかじめ測っておく
自宅でキャリーケースの重量とサイズを測っておけば、空港でのトラブルを防げます。特にLCCの7kgルールは厳しいので、重量には細心の注意を払ってください。
3. 手荷物はできるだけ事前にWeb購入する
受託手荷物が有料の航空会社を利用する場合、空港で買うよりも、事前にWebで購入するのが確実にお得です。予約のときに一緒に申し込んでしまいましょう。
手荷物のルールは頻繁に改定されることもあります。この記事を参考にしながら、必ず各航空会社の公式サイトで最新情報を最終確認するようにしてください。
想定外の出費を防いで、快適な空の旅を楽しんでくださいね。
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