こんなに大きなサイズのスーツケース、本当に必要なのかな?

そう思って検索しているあなたは、もしかすると2週間の海外旅行を控えていたり、家族全員の荷物をひとつにまとめる予定があるのかもしれません。Lサイズスーツケースは、選び方を間違えると重たくて持て余すだけの荷物になりかねません。でも、自分の旅にぴったり合うものを見つけられれば、パッキングのストレスから解放されて、旅の快適さはぐんと変わります。

この記事では、実際に店舗で手に取ってみないとわからない重さの感覚や、航空会社の規定で焦らないための注意点まで、正直ベースでお伝えしていきますね。

Lサイズスーツケースの基準ってどこから?

まず、何をもってLサイズと呼ぶのか、ざっくりとイメージを揃えておきましょう。機内持ち込みができるSサイズや、数泊の国内旅行にちょうどいいMサイズではなく、預け入れを前提とした大型のスーツケースのことです。

高さでいうと、だいたい68cmから81cmくらい。
容量にすると75リットルから、大きいものでは130リットルを超えるものもあります。

1週間以上の海外出張や、季節の変わり目で衣類がかさばる旅行なら、90リットルから100リットルあたりが選択肢の中心になってくるはずです。

ただ、ここで一つ落とし穴があります。見た目の大きさで選んでしまうと、国際線でも預けられないサイズを引いてしまうことがあるんです。

多くの航空会社では、預けるスーツケースの3辺(高さ・幅・奥行き)の合計が158cm以内と決められています。Lサイズの中には、この158cmを超えてしまうXLサイズに近いものも紛れているので、購入前に必ず外寸を確認してください。

重さについてはどうでしょう。
容量が大きくなるほど本体も重くなりがちで、4.5kgから5kgを超えるモデルも珍しくありません。エアラインによっては預け入れ荷物の重量制限が23kgまでなので、スーツケース自体が5kgもあると、中に入れられるのは18kgだけ。せっかくの大容量なのに、重さを気にして服を減らす、なんて本末転倒なことになりかねません。

軽さをとるか、頑丈さをとるか

軽量なLサイズスーツケースを探すなら、本体重量が4.5kgを切るものを目安にしてください。素材はポリカーボネート100%のものが、軽さと耐衝撃性のバランスが良いとされています。

「多少重くても、とにかく頑丈なものがいい」という方には、強度を高めたポリカーボネートのハードケースがおすすめです。内装が簡素な分、軽量化されているモデルもあるので、実物の質量表示を必ずチェックしましょう。

一方で、素材にファブリックを使ったソフトケースという選択肢もあります。外側にポケットが多くて、旅先でちょっとしたものをサッと取り出しやすいのが魅力です。
ただ、Lサイズともなるとソフトケースでも結構な重さになるので、軽さ重視であればポリカーボネート製のハードタイプから探すのが無難かもしれません。

知っておきたい「拡張機能」という考え方

旅の荷物って、行きはちょうど良くても、帰りはお土産や思い出の品で膨らむものですよね。

そんなときに助かるのが、拡張機能です。ファスナーを開けると、マチが広がって容量がひと回り大きくなる仕組みのことで、20リットル近く容量が増えるモデルもあります。

たとえば、Victorinox Spectra 3.0 Largeは、拡張時に103リットルから143リットルまで容量を増やせます。「帰りの荷物が増える前提」でスーツケースを選ぶなら、この拡張機能の有無はかなり重要な比較ポイントです。

他にも、American Tourister Aerostepのようなモデルも、この機能を備えています。コストを抑えつつ、もしもの時に容量を増やせる安心感は大きいですよね。

静音性と走破性、キャスターで旅の疲れは変わる

Lサイズになると、スーツケースそのものが大きい分、空港内での移動が一苦労に感じることがあります。

そんな時にストレスを軽減してくれるのがキャスターの性能です。キャスターにも、一輪ずつ独立した双輪キャスターが主流で、片手で軽く押すだけでスムーズに方向転換できるかどうかはとても大切です。

特に、静音性の高いキャスターを採用しているモデルは、夜間や早朝の移動でも周囲に気を遣いません。海外の石畳やアスファルトのガタガタ道でも、8輪の双輪キャスターは安定感があります。
Samsonite UpscapeAntler Clifton Largeは、スーツケースの老舗ブランドとして、この走行性能に定評があると感じています。

長期旅行こそ、中身の整理が快適さを決める

Lサイズのスーツケースは容量が大きいからこそ、中身がぐちゃぐちゃになりやすいという弱点があります。

そこで見ておきたいのは、内装の仕切りやポケットの充実度です。
片側がメッシュポケットで仕切られていたり、クロスベルトで中身をしっかり固定できるものは、移動中に荷物が偏りにくくて便利です。

より細かく整理したい方には、Carl Friedrik The Large Check-inのように、内部に複数のポケットや仕切りがあらかじめ備わっているモデルがフィットするでしょう。高級感のあるデザインも魅力ですが、「すべての荷物に定位置がある」という整然とした気持ちよさは、長期の旅でこそ実感できるはずです。

Lサイズスーツケースを選ぶ最後の決め手は「収納」と「移動手段」

最後に、もう一つだけ、多くの人が見落としがちなポイントをお伝えします。
それは「旅が終わったあとの収納スペース」です。

Lサイズのスーツケースは、普段はクローゼットの上やベッドの下で眠ることになります。ブランドによっては、中にMサイズやSサイズを入れ子にして収納できる「ネスト機能」があるモデルもあります。

また、もしあなたの旅のメインが「車移動」や「電車」なら、航空会社の158cm制限に縛られる必要はありません。容量120リットル以上のXLクラスも選択肢に入ってきます。家族全員の荷物を、頑丈なLサイズスーツケースひとつにまとめてしまう。そんな選び方も、移動手段が自由だからこそできることです。

さて、いろいろとお話ししてきましたが、結局のところLサイズスーツケース選びに「絶対的な正解」はありません。
軽さを最優先にするのか、機能やブランドを重視するのか。そして、あなたの旅のスタイルに合わせて、どんなモデルが一番気持ちよく歩き出せそうか。

その判断を、今日お伝えした話が少しでも後押しできたなら、とても嬉しく思います。

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