目をしっかりと覆ってくれるアイマスクは、睡眠の質を高めたいときや、フライト中の仮眠、目の疲れを癒したいときに役立つアイテムです。
でも、市販のものはデザインや素材が自分好みじゃなかったり、サイズが合わなかったりしませんか?
そこで今回は、アイマスクの簡単な作り方をご紹介します。
自宅にある布や材料で作れる方法を中心に、素材の選び方や縫い方のコツ、実際に使うときの注意点まで丁寧に解説していきます。
手芸が初心者の方でも挑戦しやすい内容にまとめましたので、ぜひ最後まで読んで、あなただけのオリジナルアイマスク作りにチャレンジしてみてください。
アイマスクを作る前に知っておきたいこと
いきなり作り始める前に、アイマスクの基本的な役割と、どんな素材を選べばよいのかを押さえておきましょう。
目的や好みに合った素材を選ぶことで、使い心地が大きく変わります。
アイマスクの役割とは
アイマスクの最大の役割は、光を遮断して快適な睡眠環境をつくることです。
人間の脳は、光を感じると覚醒を促すメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。
アイマスクを使うことで、日中でも夜間のような暗さをつくり出し、自然な眠りをサポートしてくれます。
また、目の周りを適度に温めたり冷やしたりすることで、目の疲れやむくみの軽減にも役立ちます。
素材選びが使い心地を左右する
手作りアイマスクで特に重要なのが素材選びです。
目は体の中でも特にデリケートな部分なので、肌に直接触れる素材は慎重に選びましょう。
おもな素材の特徴を整理してみました。
シルク(絹)は、天然繊維ならではのなめらかな肌触りが魅力です。
摩擦が少ないため、目の周りの皮膚への負担を抑えられます。
さらに、保湿効果が高いのも特徴で、就寝中の乾燥が気になる方に特におすすめです。
ただし、価格が高めでお手入れに手間がかかる点はデメリットです。
コットン(綿)は、吸湿性と通気性に優れているため、一年中快適に使えます。
価格も手頃で、洗濯もしやすいので、初心者の方にも取り組みやすい素材です。
さまざまなデザインやカラー展開が楽しめるのも魅力です。
一方、シルクに比べると保湿効果はやや劣ります。
ポリエステルは、色鮮やかで型崩れしにくいという特徴があります。
価格が安く、手芸店でも手に入りやすい素材です。
ただし、通気性があまりよくないものもあるので、蒸れが気になる方は注意が必要です。
レーヨンは、シルクに近い光沢と滑らかな肌触りを持ちながら、比較的リーズナブルな価格帯の素材です。
吸湿性にも優れていますが、洗濯によって縮むことがあるので、取り扱い表示を確認しましょう。
これらの特徴を踏まえて、自分の肌質や使用シーンに合った素材を選んでみてください。
アイマスクの簡単な作り方
それでは、実際にアイマスクを作っていきましょう。
ここでは、基本的なアイマスクの作り方をステップバイステップで解説します。
必要な材料と道具を準備しよう
アイマスク作りに必要なものは、どれも手芸店や100円ショップで手に入るものばかりです。
まずは以下の道具を用意してください。
- 表地(お好みの布)
- 裏地(肌に触れる面の布)
- ゴムまたは平ゴム
- わた(中綿またはキルティング用の薄い綿)
- 型紙用の紙(新聞紙やチラシで代用可)
- 布用はさみ
- 糸(布の色に合わせて)
- 縫い針またはミシン
- まち針
- チャコペンまたは鉛筆
- アイロン
表地と裏地は、同じ素材でも構いませんし、異なる素材を組み合わせても面白いです。
例えば、表地はお気に入りの柄のコットン、裏地は肌触りの良いシルクやフリースにすると、見た目と機能性を両立できます。
型紙を作ろう
アイマスクの形は、大きく分けて目全体を覆うタイプと目の周りをカーブに沿って覆うタイプがあります。
今回は、初心者でも作りやすいオーソドックスな楕円形のアイマスクをご紹介します。
型紙の作り方はとても簡単です。
- A4サイズの紙を縦長に置きます
- 紙の中央に、縦約10cm、横約18cmの楕円を描きます
- カーブはなだらかに、左右対称になるように気をつけましょう
- ハサミで切り取れば型紙の完成です
目の大きさや顔のサイズに合わせて、縦横のバランスを調整しても構いません。
子供用に作る場合は、縦8cm、横15cmくらいが目安です。
布を裁断しよう
型紙ができたら、布を裁断していきます。
- 型紙を布の上に置き、チャコペンでなぞります
- 縫い代を1cmほど取って、布用ハサミで切り取ります
- 表地、裏地それぞれ2枚ずつ(表と裏で合計4枚)、わたも同様に2枚用意します
このとき、布の目に注意してください。
目が縦や横にまっすぐ通っていると、縫いやすく、仕上がりも美しくなります。
裁断が終わったら、アイロンで軽くシワを伸ばしておきましょう。
縫い合わせていくよ
いよいよ縫い合わせの工程です。
ここではミシンを使う方法を基本に説明しますが、手縫いでももちろん作れます。
① 表地と裏地をそれぞれ中表に合わせる
まず、表地同士を中表(布の表側が内側になるように)に重ねます。
まち針で留めたら、型紙のラインに沿って縫い代1cmで縫います。
ただし、上部に返し口を5cmほど残して縫ってください。
これは、後で布をひっくり返すための大切な出口です。
② 裏地も同様に縫う
裏地も同じように中表に合わせ、返し口を残して縫います。
③ 表地と裏地を重ねる
表地を表に返し、裏地も表に返します。
次に、表地の上に裏地を重ねて、返し口を合わせるように配置します。
このとき、両方の布の表側が外側を向くようにします。
④ 周囲をぐるりと縫う
返し口を除いて、アイマスクの周囲全体を縫い合わせます。
この工程で、表地と裏地がしっかりと一体化します。
⑤ 返し口からひっくり返す
返し口から手を入れて、ゆっくりと布を表側にひっくり返します。
角やカーブの部分は、鉛筆や目打ちを使ってきれいに形を整えましょう。
⑥ わたを入れる
返し口からわたを入れていきます。
わたは均等に、ふんわりと入れるのがポイントです。
あまり詰め込みすぎると、目に圧迫感が出てしまうので注意しましょう。
⑦ 返し口を閉じる
わたを入れたら、返し口をまつり縫いで閉じます。
目立たないように、布の色に近い糸を使うときれいに仕上がります。
これでアイマスクの本体が完成です。
ゴムを通そう
最後に、頭に固定するためのゴムを取り付けます。
- ゴムを約35cm(子供用は30cm)の長さに切ります
- アイマスクの両端に、それぞれゴムを通す穴を開けるか、ゴムを直接縫い付けます
- ゴムの端を布に挟み込むようにして、しっかりと縫い留めます
ゴムの長さは、頭のサイズに合わせて調整してください。
きつすぎると締め付けが気になりますし、緩すぎるとズレてしまいます。
調節できるように、アジャスター(ゴムの長さを変えられるパーツ)を取り付けるのもおすすめです。
遮光性を高めるコツ
アイマスクの遮光性を高めたい場合は、以下のポイントを押さえてみてください。
黒い布を内側に使う
光を吸収しやすい黒や濃い色の布を裏地に使うと、遮光性が向上します。
二重構造にする
表地と裏地の間に、さらに遮光性の高い黒い布を挟む方法もあります。
ノーズ部分にワイヤーを入れる
鼻のラインに沿って形を変えられるワイヤーを入れると、鼻の横からの光漏れを防げます。
ワイヤーは、使い捨てマスクのノーズワイヤーを再利用するのも手軽です。
手縫いで作る場合のポイント
ミシンがないからと諦める必要はありません。
手縫いでも、丁寧に縫えば十分に実用的なアイマスクが作れます。
手縫いで作る際のコツをご紹介します。
縫い方を工夫する
- 本縫い(まっすぐ縫う)と返し縫いを組み合わせると、強度が増します
- 縫い代を多めに取ると、縫い目がほどけにくくなります
時間をかけてゆっくり縫う
手縫いはミシンより時間がかかりますが、その分、細かい調整がしやすいのがメリットです。
一つひとつの工程を丁寧に進めていきましょう。
針と糸の選び方
- 針は細めのものを選ぶと、布を傷めません
- 糸は布の色に近いものを選ぶと、縫い目が目立ちにくくなります
アイマスクを使うときの注意点
せっかく作ったアイマスクを長く快適に使うために、以下のポイントに気をつけてください。
肌に合わない素材は使わない
目元は非常にデリケートです。
チクチクする素材や、かゆみを感じる素材は避けましょう。
アレルギー体質の方は、事前に布を肌に当ててテストすることをおすすめします。
洗濯方法を確認する
素材によって適した洗濯方法が異なります。
- シルクは手洗いが基本です
- コットンは洗濯機で洗えますが、ネットに入れると型崩れしにくいです
- ポリエステルやレーヨンは、表示に従って洗濯しましょう
洗濯後は形を整えて、直射日光を避けて陰干ししてください。
就寝時は締め付けすぎない
アイマスクをきつく締めすぎると、目の周りの血行が悪くなることがあります。
快適な睡眠のためのアイテムですから、ほどよい締め付け具合に調整しましょう。
長時間の連続使用を避ける
目を長時間圧迫し続けると、かえって目の疲れを招くことがあります。
どうしても長時間使いたい場合は、1〜2時間ごとに少し外して休憩を入れるとよいでしょう。
アレンジしてみよう
基本の作り方をマスターしたら、いろいろなアレンジを楽しんでみてください。
冷感タイプ
中に保冷剤を入れられるポケットを付ければ、冷感アイマスクが作れます。
目の充血やむくみが気になる朝にぴったりです。
温感タイプ
電子レンジで温めて使えるタイプは、目の周りの血行促進に役立ちます。
中にもち麦やあずきを入れると、適度な湿気と温かさが持続します。
キッズサイズ
お子さん用に小さめのサイズを作れば、お昼寝タイムが楽しくなります。
キャラクター柄の布を使ったり、アップリケを付けたりしてオリジナリティを出すのもおすすめです。
プレゼント用
手作りのアイマスクは、ギフトとしても喜ばれます。
ラッピングを工夫して、大切な人への贈り物にしてみてはいかがでしょうか。
よくある疑問
アイマスク作りに関するよくある質問にお答えします。
Q. ミシンがなくてもアイマスクは作れますか?
はい、手縫いでも十分に作れます。
時間はかかりますが、丁寧に縫えば市販品に負けない仕上がりになります。
Q. 洗濯はどうすればいいですか?
基本的には、素材に合わせた洗濯方法を選んでください。
綿素材なら洗濯機でOKですが、シルクやレーヨンは手洗いが推奨されます。
Q. 遮光性を高めるにはどうすればいいですか?
内側に黒い布を使ったり、ノーズ部分にワイヤーを入れたりすると効果的です。
Q. 子供用に作る場合のサイズは?
大人用より一回り小さく、縦8cm、横15cm程度を目安にするとよいでしょう。
ゴムの長さも30cmほどに調整してください。
手作りアイマスクで快眠習慣を始めよう
今回は、アイマスクの簡単な作り方を中心に、素材選びからアレンジ方法まで幅広くご紹介しました。
自宅でアイマスクを手作りする最大の魅力は、自分の好みに合わせて素材やサイズ、デザインを自由に選べることです。
市販品ではなかなか見つからない、自分だけの一枚に出会えます。
また、作り方そのものがシンプルなので、初めての方でも挑戦しやすいのも嬉しいポイントです。
今回ご紹介した基本の作り方をベースに、ぜひ自分好みのアイマスクを作ってみてください。
完成したら、実際に使ってみて、素材やサイズ感を確かめてみましょう。
使ううちに「もう少し大きくしたい」「別の素材で試してみたい」といった新しいアイデアも湧いてくるはずです。
手作りならではの調整のしやすさを活かして、あなたにぴったりの快眠グッズを見つけてくださいね。
今夜から、あなたの手作りアイマスクが快適な眠りをサポートしてくれるでしょう。

コメント